開志専門職大学
大橋さんのお仕事の内容について教えてください。
大橋祐貴
現在は新潟の小川屋という会社で、企業の経営という立場で社長をしております。仕事内容としては、経営者ですので、会社全般のことを本当に何でもやるというところです。
大橋祐貴
経営戦略、財務、人事もやりますし、「今後どういう風に商品を開発しようか」「そのためにはどういう風に製造・販売の仕組みをつくっていこうか」というようなところまで幅広くやっています。
開志専門職大学
小川屋の事を教えてください。
大橋祐貴
もともと新潟の小川屋は、創業が明治26年で、126年目を迎える老舗の企業です。
開志専門職大学
どの様な歴史があるのですか?
大橋祐貴
歴史ある食品の製造、主に鮭を中心とした漬け魚を製造していまして、それを直営店ないしは百貨店などでお中元・お歳暮の贈答品を中心とした商売をずっと続けている会社になります。
開志専門職大学
一筋に126年とはすごいですね。
大橋祐貴
はい。ですが実はこの会社は3年前に経営の再建という立場で、今はフェイズが変わっていまして、その3年前のタイミングで私は経営の担当としてこの会社に入ったというような経緯になっています。
開志専門職大学
それは責任重大ですね。
大橋祐貴
平たく言うと経営再建という形で、ずっと業績が振るわず、ちょっと難しい状況になったということで、経営の再建を今しているという状況です。
開志専門職大学
経営の経験があってという事でしょうか?
大橋祐貴
私は3年前に経営担当、再建担当という形で入ってきましたが、それまで一切経営の経験もないですし、食品の経験も全くないところからスタートしています。
開志専門職大学
初めてだったのですね!以前は、どの様なお仕事をされていたのですか?
大橋祐貴
もともと大学を卒業してからは銀行に就職をし、そこから何回か転職を重ねています。
大橋祐貴
最初が銀行、その次がファストファッションのアパレルの世界に行き、その次がウェブのベンチャー、ベンチャーというかスタートアップの立ち上げも経験しました。
開志専門職大学
その後、新潟へ?
大橋祐貴
その後30歳のタイミングで新潟にUターンをしようということで、それまでずっと東京で働いていたんですが、新潟にUターンをして、現在の小川屋の経営という立場になっています。
開志専門職大学
お仕事の魅力はどんなところですか?
大橋祐貴
仕事の魅力ですけれども、私は今、再建の責任者という立場で社長をしていますが、一言でいうと非常に難しい仕事だと実感をしています。
開志専門職大学
今までとはどの様に変わってきましたか?
大橋祐貴
これまで一般的に大企業と呼ばれる銀行ですとか、グローバルなアパレルブランドで仕事をしていましたが、仕事内容としては自分の分野、担当というのが決まっていて、それを周りと協力し合いながら達成をしていくというような仕事がメインでした。
開志専門職大学
現在とはどんな違いがありますか?
大橋祐貴
現状は小さな会社、30人規模の会社ですので、その中で私がほぼ全てを把握しないといけないですし、ほぼ全ての物事に対して最終の決定をしなければいけません。
大橋祐貴
私が正しい選択をすればもちろん会社は良くなりますし、逆も然りで、1つの選択のミスというところが会社全体に響いてくる。その一つ一つの判断、そこがすごく難しいなと思っています。
開志専門職大学
難しい事だらけですね。
大橋祐貴
しかしそれが、その難しさが一番の魅力なんじゃないかなとも感じています。
開志専門職大学
地方と首都圏の違いはありますか?
大橋祐貴
実際に新潟に戻って働いてからは、地方それぞれによって働き方の在り方ですとか、働くことに対して求める価値観とか、そういうものが違う中で、東京にいたときよりも物事がなかなかうまく進められないというようなところも多かったです。
開志専門職大学
その難しさを魅力として感じられるのは素晴らしいですね。
大橋祐貴
そういった難しさを一つ一つクリアをして、自分で判断をして、どんどん判断のスピードが上がったりですとか、もっと俯瞰して物事を見られるようになったりですとか、そういった力が身についたなと実感しています。
開志専門職大学
そこに立って初めて見えてくる事があると。
大橋祐貴
且つ、この物事というのは恐らく日本が抱えているであろう問題である地方の再生、再建というところや地域格差を解消することができる力を、今自分は身につけ始めているんじゃないかと思っています。
開志専門職大学
詳しく教えていただけますか?
大橋祐貴
ヒト、モノ、カネが集まる都会での仕事の在り方や人との関わり方と、それ以外の地域での進め方が本当に違うということを実感しているので、そこに対して考えて、答えを出すということができるようになってきているように思います。
開志専門職大学
地方ならではの戦い方が見えているんですね。
大橋祐貴
今は新潟ですけれども、逆に他の地域をおこしたいとか、もっと新しいことをしたいといったときに、今だったらできるんじゃないかという自信が身についてきています。
開志専門職大学
それは楽しみですね。
大橋祐貴
日本が抱えている今の社会的な問題に対するアクションを起こせるようなスキルが身についてきたということが、今自分がやっている仕事の魅力なのではないかなと思っています。
開志専門職大学
学生時代はどんな学生でしたか?どんなことに熱中していたのですか?
大橋祐貴
高校は地元の新潟の高校を出まして、大学は京都、関西のほうに進みました。
開志専門職大学
新潟から京都へ?
大橋祐貴
はい。関西で四年間の大学生生活を過ごした後は東京で就職、という流れだったんですが、正直、何か一つの事に対して自分の情熱や時間を傾けてやった、というような学生ではなかったです。
開志専門職大学
意外ですね。
大橋祐貴
逆に、色んなことに興味が移り変わっていって、興味を持ったことに対してはものすごく素早く正直に動いていた、そんな学生だったんじゃないかなと思います。
開志専門職大学
そんな学生時代のエピソードを教えてください。
大橋祐貴
たとえば、そもそも新潟から関西の大学に進学する学生は結構少ないと思うんです。
開志専門職大学
何か目的があったのですか?
大橋祐貴
それも「何で?」とよく言われるんですが(笑)
開志専門職大学
気になります(笑)
大橋祐貴
元々は東京の大学や新潟の大学も考えていたんですが、どうせ大学という全く新しい地域や人との関わりの中に行くのであれば、
大橋祐貴
中途半端にするんじゃなくて、全く知らないところに飛び込んだほうが面白いんじゃないか、というような観点から、「関西に行こう」と思い立ったんです。
開志専門職大学
思い切りますね。入学してからもその行動力は止まらない?
大橋祐貴
大学1年生最後の春休みのときも、「せっかく大学生になったんだから何かしたいよな」と思ったときに、「留学でもしてみようかな」と、ふと思った時がありまして、
大橋祐貴
その日中に色々調べ上げて、翌朝にはすでに申し込みまで済ませて、その翌週にはオーストラリアにホームステイに行っていたりしました。
開志専門職大学
行動して経験する事を大事にした学生生活だったのですね。
大橋祐貴
大学生は自分が思ったことを素直にできる時間や、行動力、それが一番ある時期なんじゃないかなと思っていますし、今振り返ると「もっと動いておけばよかったな」ということも、反省として思っているというような状況でもありました。
開志専門職大学
経験したい事が沢山あったのですね。
大橋祐貴
私の場合は興味の移り変わりがあって、それを色々試した。だからこそ、そこで色々な気づきや人との繋がりというところを経験をして、「自分はこういうとき楽しいな」とか
大橋祐貴
逆にこういうのはあんまり向いていないんじゃないかな」みたいなところが一つ一つわかっていった。そんな学生時代だったんじゃないかなと思っています。
開志専門職大学
新潟の将来について考えていることを教えてください。
大橋祐貴
私は新潟が大好きなので、もっと発展という意味でも栄えてほしいということもありますし、栄える前提として、人が集まるような場所であってほしいなと本当に心の底から思っています。
開志専門職大学
どの様に発展させていこうと考えていますか?
大橋祐貴
私は新潟が今後栄えていく、よりみんなに愛されるようになるためには、「新潟に戻りたい」「行ってみたいな」というときに、仕事に対する心配だとか、妥協だとかを一切排除したいな、と。そんな地域であってほしいなと思っています。
開志専門職大学
新潟の良い面をもっと伸ばしたいと。
大橋祐貴
新潟だって行ったら好きなことができるし、全然お金にも困らないし、それでいて、新潟は良い人たちが多くて自然もあって、本当の新潟の魅力で選ばれる、そんな地域であってほしいなと思います。
開志専門職大学
素敵ですね。
大橋祐貴
そのためにはまず、私は今は新潟の中に入って、より働きやすい会社、組織、地域というものをつくるために、日々悪戦苦闘していると今は捉えています。
大橋祐貴
必ず自分の今の仕事、やっていることが、新潟の未来を明るくすることに繋がっているだろうという確信も持っています。
開志専門職大学
業界で求めている人材像とは?
大橋祐貴
一緒に働きたい、一緒に地域を盛り上げていきたいなという視点で考えると、一番は、目の前に起こった物事をすべて自分の関わる物事、自分がやるべき物事だとまず一度捉えられる、そういう解釈ができる人がものすごく貴重なんじゃないかなと感じています。
開志専門職大学
自ら関わっていく様な人間ですね。
大橋祐貴
私の今の仕事は、かなり広範囲にわたる仕事ですし、組織も30人程度の人員はいるんですが、それぞれの働き方に対する姿勢みたいな部分は正直なところ、さまざまです。
開志専門職大学
というと?
大橋祐貴
「誰かがやってくれるんじゃないか」とか、「とりあえずふわっとさせておけば、そのうち物事は決まるんじゃないか」とか、東京にいるときにはそういうケースも多かったんですが、自分が決めなくても誰か他の人が決めてくれるという状況ですね。
開志専門職大学
なるほど。そういった時期もあったのですね。
大橋祐貴
ただ今はそういうことが一切なくて、自分が動いて自分がやらないと何も物事が前に進まないという部分が、私が新潟に来てからの3年間で痛感している部分なので、
大橋祐貴
自分の責任として判断をして、そして判断をするだけじゃなくて実際に行動できる、その部分がものすごく重要になると思います。
開志専門職大学
簡単な様で難しい事ですよね。
大橋祐貴
周りを見渡すと、判断をして言うだけ言う人は結構いっぱいいるんですよね。ただ、評論家みたいになって、結局言うだけ言って自分ではなかなか動かない人もすごく多いので。
開志専門職大学
そこで実際に行動に移せる人材!
大橋祐貴
地方から何か新しいものを発信する、良くしていく、というところでは、現状の状況を打破していく、そんな人材。
大橋祐貴
決めたことに対して素直に行動できる、そういった人材が一番必要だと思いますし、そういう人と一緒に働けたら私はすごく楽になるなと思いますし(笑)、しかも引く手あまただと思います。
開志専門職大学
学生のうちにやっておくべきこととはどんなことでしょうか?
大橋祐貴
まず第一ステップとしては、色々な物事を経験するというところ。これは大学生だからこそできることだと思うので、本当に興味のある物事にはぜひ片っ端からチャレンジをして欲しいです。
開志専門職大学
時間に余裕のある、学生の時期がチャンスなんですね。
大橋祐貴
色んな人、色んな考え方、価値観、そういったものに触れていくということは、自分自身の視野を拡げることにも直結するので、そこはまず間違いなくやったほうがいいと思います。
開志専門職大学
とにかく経験してみた方が良いと。
大橋祐貴
その次に、私がいま反省として一番思っているのが、拡げるまでやる人って結構いるんじゃないかな、と思っていまして。
開志専門職大学
と、いいますと?
大橋祐貴
「学生のうちに〇〇をしたよ」「〇〇に行ったよ」「こんなことをやったよ」という人は多いんです。
開志専門職大学
行動した事で満足してしまう様な?
大橋祐貴
じゃあそれを踏まえて「自分はどういう人生を歩んでいきたいのか」「どういう人間になりたいのか」「自分は何に興味があるのか」「本当に好きなものは何か」、
大橋祐貴
そういったところに時間をかけて向き合って、その答えを出すまで徹底的に考え抜く、これをやっている人ってすごく少ないんじゃないかなと思います。でも、ものすごく大事なことだと思っています。
開志専門職大学
次に繋げられるのか。大事な事ですよね。
大橋祐貴
就職活動をするときに、皆さん自己分析みたいなところで、「自分の好きなもの/嫌いなもの」みたいなものは、たぶんやる人は多いんですけれども、すごく浅い次元でそれは終わってしまっていて。
開志専門職大学
ご自身も覚えがある?
大橋祐貴
私も実際そうだったんですね。最初に銀行に就職することを選んだのも、なんとなく「自分は安定しているほうがいいんじゃないか」という自己分析のもと、
大橋祐貴
でもそんなにやりたいことは決まっていないから「潰しがきくところがいいんじゃないか」みたいな理由で銀行を選んだ経緯があります。
開志専門職大学
やりたい事とのギャップが生まれてくるのでしょうか。
大橋祐貴
その後も色々と会社を転々としているんですけれども、その時々には「自分はこういう人間だろう」「こういうことがしたいんだろう」と思って興味をもって動くんですけれども、
大橋祐貴
結果としてその大元にある、「人生を通して何を成し遂げたいか」「何が自分の本質なのか」というところをきちんと決め切れていなかった部分もありまして。
開志専門職大学
常に自分自身に問いかけていたのですね。
大橋祐貴
だからこそ色んな業種を転々として…、もちろん色々と転職したことで自分の中で気づきがあって、排除したことだとか、
大橋祐貴
「やっぱりこれが好きだ」と固まっていったこともあったんですが、これが学生のうちに定まっていたらもう人生成功間違いなしだっただろうな、と今は思っています。
開志専門職大学
何か方法はありますか?
大橋祐貴
それを見つけるには、「チャレンジした後に自分自身と向き合う以外には方法がない」と私は思っています。
大橋祐貴
学生のうちは時間があるので、まずは色々と経験した上で自分に立ち返って、本当の自分の考え…、それは他人の目とか、一般的な社会常識とかを無視した上でです。
開志専門職大学
自分自身の事を深く考えぬくという事でしょうか。
大橋祐貴
自分の心の底で「自分はどういうふうになりたいのか」「何がしたいのか」、とにかくそこに時間を割いて、「誰に何を言われようと私はこういう人間だ」というところに辿りつく。
大橋祐貴
それが学生のときにやっておけば良かったと思うことですし、皆さんだったらできると思います。
開志専門職大学
開志専門職大学の学生に伝えたいことは何ですか?
大橋祐貴
まずは色んなことにチャレンジをしていただきたいなと思いますし、自分の世界が、見えているものが広がらない限り、というか、自分が見えている範囲がまさに世界なので、色んなことを経験するということは、世界が広がる。
開志専門職大学
自分のやりたい事やってみたい事をとにかくやってみると。
大橋祐貴
その中に、今まで自分には見えていなかった興味のあることとか、好きなこと、目的が見つかる可能性もどんどん出てくると思いますので、まずはそこが重要なポイントなんじゃないかなと思います。
開志専門職大学
やって初めて見えてきますね。
大橋祐貴
また、開志専門職大学というところにフォーカスして考えてみたときに、カリキュラムのところで、実務家教員から指導を受けることができる。
大橋祐貴
あとは座学ではなくて実学として、色々な場所や企業に行ってインターンシップをするというようなところが特徴です。それは本当にメリットだらけだと私は思います。
開志専門職大学
経験者から聞く事が出来る、経験出来るというのは大きな魅力ですね!
大橋祐貴
一度経験を広げるという意味では、幅はいくらでも自分次第で広げられるんですが、より深い思考をするとき、「自分の人生を通じてやり抜くものを見つける」というところに差し掛かった場合には、
大橋祐貴
表面的な知識だけじゃなくて、その対象物の深い事実ですね、そこを知らないと恐らく判断を間違ってしまう。そんな可能性が大いにあると思います。
開志専門職大学
思い込みは後々大きな失敗や誤解を生むと。
大橋祐貴
私もよく言われるんです。地方で企業を再生、地域貢献というと「いや、そこで再建の社長をしているなんて、すごいよね」みたいなことを言われるんです。
大橋祐貴
実際に中ではめちゃめちゃ泥くさい仕事をしていますし、めちゃめちゃ大変ですし、周りから見ている景色と実際そこでやっている、働いていることって、やっぱり捉え方が全く違うんですよ。
開志専門職大学
その通りだと思います。
大橋祐貴
なので、事実を知るには、そこで具体的な経験をもった方、その道でのトップランナー、そしてその場所に自分が身を置く、ということ以外では深い見識というのは得難いと思っています。
開志専門職大学
開志専門職大学の強みですね!
大橋祐貴
それがカリキュラムに組み込まれている。普通だったらそんなことはできなくて、自分から「ここで働かせてください」「勉強させてください」「話を聞かせてください」って行かないといけない。
開志専門職大学
社会人になるとなおさらできないですよね。
大橋祐貴
且つ、大物になんてそんなに簡単に話を聞けない、自分の好きなところになんて行けない。でも、開志専門職大学であれば、それがもう普通に整っている。これはものすごくメリットです。
開志専門職大学
他にも魅力的だと感じる部分はありますか?
大橋祐貴
もう一つは、人間ってけっこう意志の弱いものだと思っているので、たとえば今は「色んなことにチャレンジしよう」と思っていても、実際に目の前の生活に追われると「また今度でいいかな」とかって思うこともあるんです。
大橋祐貴
それがカリキュラムとして、学業として組み込まれているので、否が応でもその経験をしなきゃいけない。
開志専門職大学
集中的、且つ、効率的な環境ですね。
大橋祐貴
そういった意味から見ても、自分で望む望まないを問わずにそういった経験ができるというのは、間違いなく100%、将来振り返ったときに「よかったな」と確信できることだと思います。
開志専門職大学
ありがとうございます、最後にこれからの世代の後輩達にメッセージをお願いします。
大橋祐貴
自分でも色々見識を広めつつ、しっかりとそのカリキュラムに沿って現場に行く、現場の人の話を聞く、そしてそれに対して自分はどういうリアクションを…、「なるほど。こういうことに対しては自分はこう思うんだな」と。
大橋祐貴
「楽しそうだな」と思うのか「いや、これは合わないな」と思うのか。そのすべての行動に対して、それを踏まえて自分はどう思うのか、というところを考えるクセを、ぜひ在学中は意識して過ごしていただくと、
大橋祐貴
社会に出たときにいきなり一人前としてスタートして、今後の新潟、日本、世界を変えていく、そんな存在になれると思いますので、ぜひ前向きに、肯定的に物事を解釈して頑張ってください。
特別講師 大橋祐貴氏
新潟小川屋 代表取締役 大橋祐貴(おおはし ゆうき)
1987年新潟県柏崎市生まれ。京都の大学卒業後、金融、ファストファッション、ITベンチャーなど複数の業界で経験を積み、30歳のタイミングで新潟にUターン。老舗企業の再建事業を行う株式会社和僑商店に入社し、同社による小川屋の事業承継に伴い、再建責任者として単身で赴任し、人を切らない再建を実践中。